トレード手法について

FXのトレード手法

トレードの手法は基本的に4つに大別されます。トレードを行う時間軸、つまりエントリーからクローズ(決済)までの時間でトレードの手法を分類することができます。この手法によって用いる取引手法も大きく変わってきます。自分に合った取引手法を見つけるには、生活リズムや性格、また投資方針などと照らし合わせてみると自然と適切なもの、得意なものが見つかるかもしれません。それでは見ていきましょう。

スキャルピング

1つめは「スキャルピング」です。スキャルピングは短時間に何度も売買を繰り返す手法です。数秒から数分の短時間で小さい利益を積み重ねることで最終的に大きな利益を獲得することが狙いです。1度のトレードでは数pipsから数十pips程度の利益もしくは損失ですが、勝率を高めることができれば短時間のトータルで大きく勝ち越すことができます。
一方で、常に相場を見ている必要があり、初心者にとってはトレードのタイミングの見極めが非常に難しいと言えます。

デイトレード

2つめは「デイトレード」です。デイトレードは数十分~1日の間で売買を行う手法です。スキャルピングよりもう少し長い期間ポジションを保有し続けます。ポジションの日またぎはしませんが、1回のトレードの利益は比較的大きく、日またぎリスクも排除し、比較的安心してトレードを行うことができます。株式などでは別名「日計り取引」などとも言われます。

スイングトレード

3つめは「スイングトレード」です。スイングトレードは2日~5日の間で売買を行う手法です。期間はデイトレードよりやや長い期間で、一度に狙える値幅や利益も大きくなります。また、スキャルピングやデイトレードに比べて相場を常に確認しておく必要もなく、兼業で取引される方にお勧めのトレード手法です。
一方で、1度に狙える利益が大きくなる半面、損失が発生する場合も大きな損失になりトレードに対してストレスを感じやすい点に注意が必要です。

ポジショントレード

4つめは「ポジショントレード」です。ポジショントレードは1週間以上の間で売買を行う手法です。期間は分類できるトレード手法の中で最も長く、年単位でのトレードも視野に入れたものとなります。当然、取引機会は少なくなるものの、1度に狙える利益はとても大きいものになります。エントリー前に相応の分析が必要になるため初心者には些かハードルは高くなるものの、長期的な視線で戦略を立てることができるため短期の動きにストレスを感じなくてすむメリットもあります。

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